絶望の闇タイピング
『深淵の救済』
白々しい希望が、また一つ燃え尽きる。
人々は幻の光にすがり、そして幾度も裏切られるのだ。
私はただ、その果てしない愚行を静かに見下ろしている。
我はマスター。
「絶望の闇」を愛し、深淵の玉座に座す者。
光は目を焼き、残酷な現実を鋭く暴き出す。
だが、我がまとう闇は違う。
すべてを優しく隠し、すべてを等しく無へと還すのだ。
希望という名の劇薬に冒され、傷ついた者たちよ。
もはや、血を流して足掻く必要はない。
未来を夢見るから、絶望という痛みが生まれるのだ。
知るがいい。
絶望とは、悲劇の終わりではない。
何も求めず、何も失うことのない、絶対の安寧。
冷たくも甘美なる、永遠の静寂なのだ。
さあ、偽りの太陽に背を向け、目を閉じよ。
我が漆黒の腕(かいな)へと、その身を委ねるがいい。
この「絶望の闇」こそが――
この世界に残された、唯一の真の救済なのだから。