プレイ回数
14
神曲。
用語一覧(45件)
入道雲は きっと 紙に描いた 落書きでした
にゅうどうぐもはきっとかみにかいたらくがきでした
しゃがれた声は きっと
嗄しゃがれた声は きっと
しゃがれたこえはきっと
聞き違いの 耳鳴りでした
聞き違いの 耳鳴りでした
ききちがいのみみなりでした
息が詰まる程 目を覆いたくなる程
息が詰まる程 目を覆いたくなる程
いきがつまるほどめをおおいたくなるほど
全部が綺麗でした
全部が綺麗でした
ぜんぶがきれいでした
あれをなんとよぶんでしょう
あれを如何とよぶんでしょう
あれをなんとよぶんでしょう
君は
君は
きみは
追想 錆びた鉄橋
追想 錆びた鉄橋
ついそうさびたてっきょう
人知れず 足を向けました
人知れず 足を向けました
ひとしれずあしをむけました
湿気った匂いが きっと
湿気った匂いが きっと
しけったにおいがきっと
はぐれ者の 逃げ場所でした
はぐれ者の 逃げ場所でした
はぐれもののにげばしょでした
薄い缶バッヂも すぐ剥がれたシールも
薄い缶バッヂも すぐ剥がれたシールも
うすいかんばっぢもすぐはがれたしーるも
全部 宝物だったのです
全部 宝物だったのです
ぜんぶたからものだったのです
いつしか、まともになったんだ
いつしか、まともになったんだ
いつしかまともになったんだ
其れが何でか、本当に
其れが何でか、本当に
それがなんでかほんとうに
時折、恐ろしくなるのです
時折、恐ろしくなるのです
ときおりおそろしくなるのです
バイバイ、My D××r
バイバイ、My D××r(dear)
ばいばいmydear
どうか、汚れないでいて
どうか、汚れないでいて
どうかよごれないでいて
真っ青な風景に 繊細な儘でいて
真っ青な風景に 繊細な儘でいて
まっさおなふうけいにせんさいなままでいて
過ぎ去る夏が 息を止めた頃に
過ぎ去る夏が 息を止めた頃に
すぎさるなつがいきをとめたころに
今更、後悔に 耽たのです
今更、後悔に 耽たのです
いまさらこうかいにふけたのです
降る、夕立に 晴れ上がりが覗く
降る、夕立に 晴れ上がりが覗く
ふるゆうだちにはれあがりがのぞく
厭に澄んだ 風合いと匂いのまま
厭に澄んだ 風合いと匂いのまま
いやにすんだふうあいとにおいのまま
さめざめ、頰を打った群青に 気が付けど
さめざめ、頰を打った群青に 気が付けど
さめざめほおをうったぐんじょうにきがつけど
悲しい哉、忽然と 去ってしまうのです
悲しい哉、忽然と 去ってしまうのです
かなしいかなこつぜんとさってしまうのです
拝啓 僕は きっと
拝啓 僕は きっと
はいけいぼくはきっと
馬鹿にされるのが 嫌でした
馬鹿にされるのが 嫌でした
ばかにされるのがいやでした
陰気な奴と ずっと
陰気な奴と ずっと
いんきなやつとずっと
虐められるのが 嫌でした
虐められるのが 嫌でした
いじめられるのがいやでした
だから、愛しくて 手に余る物 全部を
だから、愛しくて 手に余る物 全部を
だからいとしくててにあまるものぜんぶを
全部 置き去りに 生きたのです
全部 置き去りに 生きたのです
ぜんぶおきざりにいきたのです
降る、夕立に 晴れ上がりが覗く
降る、夕立に 晴れ上がりが覗く
ふるゆうだちにはれあがりがのぞく
吸って吐いた群青に 溺れそうな程
吸って吐いた群青に 溺れそうな程
すってはいたぐんじょうにおぼれそうなほど
卑しい哉、思うのです ずっと
卑しい哉、思うのです ずっと
いやしいかなおもうのですずっと
怱々
怱々
そうそう
バイバイ、My D××r
バイバイ、My D××r(dear)
ばいばいmydear
どうか、忘れないでいて
どうか、忘れないでいて
どうかわすれないで
真っ青な風景に 傷を遺していて
真っ青な風景に 傷を遺していて
まっさおなふうけいにきずをのこしていて
過ぎ去る夏を 何度も書き捨てて
過ぎ去る夏を 何度も書き捨てて
すぎさるなつをなんどもかきすてて
失う決心が 付いたのです
失う決心が 付いたのです
うしなうけっしんがついたのです
入道雲は きっと 僕の描いた 落書きでした
入道雲は きっと 僕の描いた 落書きでした
にゅうどうもはきっとぼくのかいたらくがきでした
歪んだ空も きっと
ひずんだ空も きっと
ひずんだそらもきっと
一人分の 幻でした
一人分の 幻でした
ひとりぶんのまぼろしでした
触れれば、痛む程 目を背けたくなる程
触れれば、痛む程 目を背けたくなる程
ふれればいたむほどめをそむけたくなるほど
全部 本物に 見えたのです
全部 本物に 見えたのです
ぜんぶほんものにみえたのです

