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用語一覧(24件)
001
夜に浮かんだ 海月のように月が爆ぜた
よるにうかんだ くらげのようなつきがはぜた
002
バス停の背を覗けば あの夏の君の頭の中にいる だけ
ばすていのせをのぞけば あのなつのきみがあたまのなかにいる だけ
003
鳥居乾いた雲夏の匂いが頬を撫でる
とりいかわいたくもなつのにおいがほほをなでる
004
大人になるまでほら、背伸びしたままで
おとなになるまでほら、せのびしたままで
005
遊び疲れたらバス停裏で空でも見ようよ
あそびつかれたらばすていうらでそらでもみようよ。
006
じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから
じきになつがくれても きっときっとおぼえてなくて
007
追いつけない大人になって 君のポケットの夜が咲く
おいつけないおとなになって きみのポケットによるがさく
008
口に出せないなら僕は一人だ
くちにだせないならぼくはひとりだ
009
それでもいいから諦めてる だけ
それでもいいからおきらめてる だけ
010
記憶の中はいつも夏の匂いがする
きおくのなかはいつもなつのにおいがする
011
夏日乾いた雲山桜桃梅錆びた標識
なつびかわいたゆすらうめさびたしょうしき
012
写真なんて紙切れだ 思い出なんてただの塵だ
しゃしんなんてかみきれだ おもいでなんてただのごみだ
013
それがわからないから、口を噤んだまま
それがわからないから、くちをつぐんだまま
014
絶えず君のいこふ記憶に夏野の石一つ
たえずきみのいこふきおくになつののいしひとつ
015
うつむいたまま大人になって
うつむいたままおとなになって
016
追いつけていないただ君の晴れ
おいつけていないただきみのはれ
017
口に出せないまま坂を登った
くちにだせないままさかをのぼった
018
僕らの影に夜が咲いていく
ぼくらのかげによるがさいていく
019
うつむいたまま大人になって 君が思うまま手を叩け
うつむいままおとなになって きみがおもうままてをたたけ
020
陽の落ちる坂道を上って 僕らの影は
ひのおちるさかみちをのぼって ぼくらのかげは
021
追いつけないまま大人になって
おいつけないおとなになって
022
君のポケットの夜が咲く
きみのポケットのよるがさく
023
口に出せなくても僕ら一つだ それでいいだろ、もう
くちにだせなくてもぼくらひとつだ それでいいだろ、もう
024
君の想い出を噛み締めてるだけ
きみのおもいでをかみしめてるだけ
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