p.h.

辛い過去を蒸し返すように毎日見る夢。

つらいかこをむしかえすようにまいにちみるゆめ。

今回凄い手ぬきです。

あの時、俺の心臓は深い傷を負った。

あのとき、おれのしんぞうはふかいきずをおった。

いつもは下書きしてから

それは今にいたっても癒えることはない。

それはいまにいたってもいえることはない。

かいているのですが、

どくどくと流れてゆく何かは泪となりあふれ出る。

どくどくとながれてゆくなにかはなみだとなりあふれでる。

今回は時間がなさ過ぎて

早く、早く、止血剤を。

はやく、はやく、しけつざいを。

一発書きです。

そして、飲んでも意味のない液体を体の中に流しこむ。

そして、のんでもいみのないえきたいをからだのなかにながしこむ。

なのでいつにも増して低レベです。

体には有害無益なため、副作用がおきる。

からだにはゆうがいむえきなため、ふくさようがおきる。

ごめんなさい。

その反応を楽しむ自分もいるのだが。

そのはんのうをたのしむじぶんもいるのだが。

その中毒からぬけ出せることはなく、周りは

そのちゅうどくからぬけだせることはなく、まわりは

『手遅れだ』と口をそろえて言う。

ておくれだとくちをそろえていう。

もう既にいのちはなくなっている者にすがっている。

もうすでにいのちはなくなっているものにすがっている。

幻覚に入りびたり、もうじきもどれないくなる。

げんそうにいりびたり、もうじきもどれなくなる。

その時を、待ちわびている。

そのときを、まちわびている。

快感を求め、薬のはいった注射器を口に含む。

かいかんをもとめ、くすりのはいったちゅうしゃきをくちにふくむ。

周りの人々は『狂っている』と馬鹿にするだろう。

まわりのひとびとはくるっているとばかにするだろう。

いつものように副作用が来て、猛烈な吐き気におそわれる。

いつものようにふくさようがきて、もうれつなはきけにおそわれる。

何ヶ月もまともに食事をとっていないため、胃酸しかでてこない。

なんかげつもまともにしょくじをとっていないため、いさんしかでてこない。

体の中はいつも空だ。

からだのなかはいつもからだ。