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日本にいると言われている妖怪をタイピングにしてまとめました
用語一覧(47件)
北海道 コロポックル
ほっかいどう ころぽっくる
北海道に伝わる小人の伝説。アイヌ語で「ふきの葉の下に住む人」という意味だそう。そして、雨の日にはよくふきの葉の下で雨宿りをしているんだって。狩りや魚釣りが上手らしいけど、とっても恥ずかしがりやで、滅多に人の前には出てこないそう。
青森県 河童
あおもりけん かっぱ
河童は、青森県では「メドチ」と呼ばれ、10歳くらいの女の子に化けて、人を水の中に誘い込むと言われているよ。昔、溺れそうになった子供を助けたところ、その子の体から50cmくらいのメドチが出てきて、川に逃げ帰ったとも言われているらしい。
岩手県 座敷わらし
いわてけん ざしきわらし
座敷わらしが家に住み着くと、その家は栄えるらしい。小学校に現れて、子供と一緒に遊ぶ姿も見られたそう。でも、不思議なことに、大人や年の大きい子供には座敷わらしの姿は見えないんだって。
宮城県 化けぐも
みやぎけん ばけぐも
川の淵で男が釣りをしていたら、1匹の蜘蛛が男の足に何度も糸を引っ掛けてきた。男がその糸を大きな木の根につけると、木は水の中に引きずり込まれていって、中から「かしこい、かしこい、」という声が聞こえたらしい。それからこの淵は「賢淵」(かしこぶち)と呼ばれるようになったそうだ。
秋田県 5匹の鬼
あきたけん 5ひきのおに
昔、秋田県の男鹿市あたりに、悪さをする5匹の鬼がいた。困った村人は鬼達に言った。「一晩で千だんの石だんをつくれ。できたら言うことを聞く。できなかったら村を出て行け!」と言ったところ、あと一だん!となったとき、村人が一番どりの鳴きまねをしたら、鬼達は朝が来たと思い、村から逃げ去ったんだって。
山形県 雪女
やまがたけん ゆきおんな
山形県の小国地方には、夜泣きをする子供の声がすると、雪女が村の家を一軒一軒たずねて、しょうじをさすっていくとの言い伝えがあるよ。
福島県 鬼ばば
ふくしまけん おにばば
昔、安達ケ原(今の二本松市)の岩屋に旅人を襲う鬼ばばがいた。ある日、それを知らずに泊まった旅のお坊さんが「見てはいけない」と言われた部屋をのぞいて、正体を知ってしまった。逃げ出したお坊さんは追ってきた鬼ばばと戦って、ついに鬼ばばを退治したそうだ。
茨城県 日和坊
いばらきけん ひよりぼう
常陸の国(今の茨城県)の山の斜面に、晴れの日だけ現れるという、お坊さんの妖怪。「日和」とは、晴れた良い天気という意味。昔の人は雨の日が続くと、日和坊に祈ったので、晴れの神様とも言われる。
栃木県 雷獣
とちぎけん らいじゅう
下野の国(今の栃木県)の日光の山などに住んでいたと言われているよ。雷雲に乗ってやってきて、雷とともに空をかけめぐり、雷と一緒に落ちたと言われているよ。でも、普段は猫のようにおとなしかったそう。
群馬県 茂林寺の釜
ぐんまけん もりんじのかま
昔、この寺にいくらくんでも水が無くならない不思議な釜があったらしい。それもそのはず、釜の正体はたぬきが化けたものだったんだ。その釜を持ってきたお坊さんも実はたぬきが化けたものだったんだ。
埼玉県 袖引き小僧
さいたまけん そでひきこぞう
埼玉県比企郡川島町あたりに伝わる話。夕方、道を歩いていると、後ろから袖を引っ張られる感じがする。驚いて振り向くが、そこには誰もいない…。袖を引っ張るのは袖引き小僧だったんだ。
千葉県 赤えいの魚
ちばけん あかえいのさかな
安房国野島崎(今の千葉県南房総市白浜町)に住んでいた人が見たという体長12kmを超す巨大な魚の妖怪。背中に砂がたまると海上に現れる。船乗りが島と間違えて船を寄せると沈んでしまうんだとか。
東京都 置いてけ堀
とうきょうと おいてけぼり
東京都墨田区錦糸町あたりには、その昔、魚がよく釣れると評判の堀があったよ。でも、この堀、釣り人が釣った魚をねらう水の妖怪がいたんだ。日が暮れるととたんに不気味な静けさに包まれて、「置いてけ〜、置いてけ〜」という声が堀の中からしたそうだ。
神奈川県 後追い小僧
かながわけん あとおいこぞう
もし山の中で、誰かがついてくるような気配がして、振り向いても誰もいなければ、それは後追い小僧かもしれない。でも、特に悪さはしないから心配はいらないよ。道案内のように前を歩くこともあるんだって。親切な妖怪だね。
新潟県 団三郎むじな
にいがたけん だんざぶろうむじな
昔、佐渡島に「二つ岩団三郎」(ふたついわだんざぶろう)というむじな(たぬき)が住んでいた。団三郎は、人に化けて働いたり、木の葉をお金に変えたりして、お金をためて、たまったお金で困っている人たちに貸したりしていた。そのうち、「佐渡の大親分」と呼ばれるようになったそうだ。
富山県 狒々
とやまけん ひひ
普段は山の中の動物をおそったりしていて、人間を見るとなぜか大笑いしてしまうんだって。「狒々」という名前はその笑い声からつけたそうだ。
石川県 海月の火の玉
いしかわけん くらげのひのたま
風にのってさまようクラゲの妖怪。その姿は、ふわふわと空中に浮かぶ火の玉に見えるのだとか。昔、加賀国(今の石川県)の武士が、夜中に海辺を歩いていると火の玉が現れたので、とっさに刀で切りつけると、火の玉は2つに割れ、ネバネバしたものがかおに張り付いたんだって。
福井県 八百比丘尼
ふくいけん はっぴゃくびくに
昔、若狭国(今の福井県)の漁村にいた娘が、不思議な生き物である人魚をそうとは知らずに食べてしまった。すると、娘は年をとらなくなった。そのことを悲しんだ娘は全国を歩きツバキを植えたんだって。800歳まで生きたと言われているよ。
山梨県 長源寺の大蟹
やまなしけん ちょうげんじのおおがに
昔、長源寺というお寺にお坊さんが立ち寄ったところ、お坊さんの姿をした妖怪が現れ、「足が8本、横に動けて、目が天を向いているものは何だ」とクイズを出すと、お坊さんは「それは蟹だ」と答えると、妖怪は巨大な蟹になり、逃げていった。
長野県 山彦
ながのけん やまびこ
長野県安曇野地方の小岩岳には、山彦という妖怪が住んでいて、人の声を真似して同じ言葉を返してくるという伝説がある。
岐阜県 覚
ぎふけん さとり
人の心を読み取ることができる不思議な力を持っているよ。だからもし覚に会って外を加えようとしても無駄なんだ。先に逃げ去ってしまうんだって。
静岡県 波小僧
しずおかけん なみこぞう
親指くらいの大きさの妖怪。ある時、いつも海に住んでいるけど、間違えて陸に上がってきてしまった。それを見つけた男の子が波小僧を海に返してあげた。すると、それを礼に日照りのとき雨を降らせたり、波の音で天気を教えるようになったんだって。
愛知県 磯天狗
あいちけん いそてんぐ
愛知県の海に現れる妖怪。河童の仲間とも言われているよ。磯辺で怪しい火を起こして、せっせと魚を取っているらしい。けれど、姿は見えないんだって。愛知県の知多半島には、夜釣りをしていたら、釣った魚を磯天狗にすべて取られてしまったという伝説が多く残っているよ。
三重県 髪切り
みえけん かみきり
どこからともなく現れて、蟹のハサミのような手で人の髪を切り、あっという間にいなくなる妖怪。伊勢の松阪(今の三重県松阪市)では、夜に外出すると、いつの間にか髪の毛が短くなっていた、という不思議な出来事がよくあったんだって。
滋賀県 ダイダラボッチ
しがけん だいだらぼっち
ダイダラボッチは天までとどくほど体が大きく、山や湖をつくったという言い伝えがある妖怪。滋賀県の琵琶湖はダイダラボッチが掘った穴と言われているよ。掘った土は富士山になったらしい。日本一の湖と山をつくったから、相当大きな妖怪だったんだね。
京都府 鞍馬天狗
きょうとふ くらまてんぐ
今から約800年前、源義経(みなもとのよしつね)という有名な武士がいた。その義経に戦い方や船から船へ飛び移る「八艘飛び」(はっそうとび)などの人間とは思えない、すごいわざを教えたのが鞍馬天狗。天狗の修行で、義経は伝説になるほどの活躍をしたと言われているよ。
大阪府 葛の葉
おおさかふ くずのは
昔、ある男が「葛の葉」という美しい女に出会い、結こんして子供が生まれた。しかし、女の正体は信太森(今の大阪府和泉市あたり)に住んでいたきつねだったんだ!ある日、正体を知られた葛の葉は、悲しみながらしょうじに別れの言葉を書いて去っていったそうだよ。
兵庫県 長壁姫
ひょうごけん おさかべひめ
長壁姫は、姬路城に隠れ住んでいたと言われる年老いた姫の妖怪。年に一度だけ城主に会って、色々な予言をしたらしい。赤いはかまと十二単に身を包んだその姿は、妖怪ながら神々しいほどの気高さが会ったと言われている。
奈良県 木の子
ならけん きのこ
奈良県吉野地方に伝わる妖怪。木の葉を見に付けているとか、青い服を着ているとか、色々な説があるよ。滅多に人間の前には出てこないけど、森の中で大勢で遊んでいるらしいよ。人間のお弁当を盗むなどのいたずらをするんだって。困った妖怪だね。
和歌山県 カシャンボ
わかやまけん かしゃんぼ
カシャンボはもともとは河童で、冬になると山に入ったと言われているよ。和歌山県の南部の熊野は山が深いところでカシャンボは、ここで現れたと言われているよ。青い服を着ていて、人を困らせるようないたずらをしていたんだって。
鳥取県 土転び
とっとりけん つちころび
土転びは鳥取県小鹿村(今の東伯郡三朝町)に現れたと言われる蛇の妖怪だよ。見た目が槌のような形をしていることから、槌転びとも呼ばれていて、山奥で出会うと、丸い体で転がりながら追いかけてくるんだって。
島根県 ヤマタノオロチ
しまねけん やまたのおろち
1つのどう体に8つの尾を持つ怪物。「古事記」にもスサノオノミコトという神様がこの怪物を退治し、食べられそうになっていた娘を救ったという神話があるよ。スサノオノミコトと娘は結婚し、出雲国(今の島根県)に宮殿を建てたんだって。
岡山県 ぬらりひょん
おかやまけん ぬらりひょん
岡山県の瀬戸内海に現れる、人の頭くらいの大きさの妖怪。ボールのような形をしていて、海にプカプカと浮き、船から手を伸ばして触ろうとすると、浮いたり沈んだりして人をからかうという。
広島県 山本五郎左衛門
ひろしまけん やまもとごろうざえもん
山本五郎左衛門は、江戸時代の中頃に現れたとされる、妖怪の親分その昔、子分の様々な妖怪に命令して、稲生平太郎という武士の子を、30日間もおどかし続けたんだ。けれど平太郎は逃げ出さなかったんだって。その勇気に驚いた五郎左衛門は、彼に、困ったときに力になるという木槌を与えたと言われているよ。
山口県 船幽霊
やまぐちけん ふなゆうれい
壇ノ浦の戦いに負けてなくなった、平氏の武士たちの亡霊と言われているよ。海の上に何百人ものよろいをつけた船幽霊が現れ、「ひしゃくをくれ」と言うけど、渡すと海水を船にすくい入れてくるので、穴の空いたおわんを渡したんだって。
徳島県 子泣きじじい
とくしまけん こなきじじい
子泣きじじいはおじいさんの顔なのに「おぎゃあ、おぎゃあ」赤ん坊のような声で泣くから、かわいそうに思って抱き上げると大変です‼しがみついて離れなくなり、子泣きじじいはそのまま重くなっていき、抱き上げた人は動けなくなるそう。
香川県 手洗い鬼
かがわけん てあらいおに
香川県には、今の坂出市北部の海で、山よりも大きな鬼が手を洗ったという伝説がある。約12kmも離れた山と山にそれぞれ左足と右足を置いて手を洗ったことから、手洗い鬼と呼ばれている。
愛媛県 牛鬼
えひめけん うしおに
牛のように見える大きな怪物の牛鬼は、昔、日本の各地に現れ、家畜や人をおそうなどの悪さをしていた。愛媛県では山伏(山で修行する人)に退治されたと言われている。
高知県 山姥
こうちけん やまうば
山の奥深くに住む、老女の妖怪。鬼として恐れられてもいたけれど、高知県では、山姥が住みついた里は栄えると言われている。農作業の手伝いや子供の世話をしてくれることもあるからなんだって。山姥を嫌って村から追い出すと農作物がかれて里が貧しくなってしまうらしいよ。
福岡県 ヌリカベ
ふくおかけん ぬりかべ
福岡県の遠賀郡の海岸の近くに現れたと言われるヌリカベは、姿のない不思議な妖怪。夜道を歩いている人の前に突然目に見えない壁になって、立ちはだかるんだ。歩いている人は前に進めなくなってしまうが、棒を使って下の方をはらうと消えると言われているよ。
佐賀県 不知火
さがけん しらぬい
有明海で見られる怪しい火。夜中の真っ暗な海に、1つ、2つ、3つ…と火が現れて、みるみる数が増えていくんだって。遥か遠くまで数え切れないほどの火が並ぶ様子はなんとも怪しげ。舟で近づこうとしても、どうしても火に近づくことができないらしい。
長崎県 灘幽霊
ながさきけん なだゆうれい
舟に競争を仕掛けてきて負けた舟は沈んでしまう。さらに海から舟の中へ手を伸ばし、「ひしゃくをくれ」と叫ぶんだ。ひしゃくを渡すと沈められるから穴の空いたものを渡したらしい。
熊本県 油すまし
くまもとけん あぶらすまし
天草市の草隅越(くさずみごえ)という山道に住んでいると言われる妖怪。頭は大きなじゃがいもみたいな形で、全身にわらをまとっている。なぜか油の入ったびんを体にぶら下げているんだって。ここを通るときに「昔は油すましという妖怪がいてね…」と話していると、「今も出るぞ〜」と言って出てくるらしいよ。
大分県 川姫
おおいたけん かわひめ
大分県中津地方に現れるという川の精霊。水面をサラサラと歩く姿は、とても美しく神秘的で、一度心をうばわれると気力を吸い取られぼーっとしてしまうという。川姫と目を合わせるとどうしても目を離すことができなくなってしまうくらい、その魔力は強いんだって。
宮崎県 セコ
みやざきけん せこ
宮崎県日向市や東臼杵郡などに出る、河童の仲間。人間をびっくりさせようとして、木を倒す音や石を割る音を出したり、山小屋を揺すったりするよ。焼いた餅が好物で「ホイホーイ」と声を出すらしい。群れをつくって行動し、山のてっぺんに登ることもあるらしいよ。
鹿児島県 一反木綿
かごしまけん いったんもめん
一反(長さ約10m、幅30cm)ほどの木綿の布のような姿の妖怪で、鹿児島県大隅地方に現れるという。夕方になると洗濯物のようにひらひらと飛んできて、人の顔にくっついたり、顔をおおったりするんだって。
沖縄県 キジムナー
おきなわけん きじむなー
ガジュマルという大きな木に住むという、木の精霊。無邪気で何にでも興味を持ち、人なつこい。漁が上手で魚の目玉が大好物だが、片目だけ食べると飽きてしまい、残りは捨ててしまう。沖縄県那覇市首里のあたりではキジムナーがいる木下に芋を置いておくと友だちになれるんだって。