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用語一覧(6件)
001
朝の澄んだ空気は肌寒さを増し、窓を開けるとどこからともなく金木犀の甘い香りが漂っ
あさのひややかな かぜが ふきぬけて、まどから きんもくせいの あまいかおりが ふわりと はいってきます。なつがおわり、しずかな あきが きたことを しらせてくれる やさしい しるしです。
002
山々は、燃えるような赤、鮮やかな黄色、深みのある茶色へと徐々に色を変え、壮大な錦
やまやまが あかや きいろに うつくしく いろづき、まるで にしきおりのような けしきを つくりだしています。みごとな ぐらでーしょんは、みて いるひとたちの こころを あきで いっぱいに します。
003
高く澄み渡った空に、鱗雲や鰯雲と呼ばれる繊細な雲が広がり、まさに「天高く馬肥ゆる
たかく すみきった そらに、うろこぐもや いわしぐもが ひろがり、どこまでも つづく あきぞらを あらわしています。ひざしが やわらかで、とても きもちのよい おてんきです。
004
夕暮れ時になると、空の色はオレンジから紫へと移り変わり、その情景はどこか物寂しく
ゆうぐれどきには、そらのいろが むらさきいろに かわり、どこか ものさびしい けれど、ふかい あじわいのある けしきになります。ひがしずむのが はやくなり、あきが ふかまります。
005
夜になると、虫の音が一段と大きく、静かに響き渡ります。「リーン、リーン」と鳴くコ
よるになると、むしのねが りんりんと さかんに ひびきわたります。こおろぎや きりぎりすたちの こえは、あきのながい よるを しずかに あやどる おんがくのようです。
006
秋祭りの太鼓の音や、神社の境内を照らす提灯の灯りが、地域の賑わいを伝えます。五穀
あきまつりの たいこの おとが まちじゅうに ひびき、じんじゃには ちょうちんの ひかりが あたたかく ともります。みのりに かんしゃする にぎやかな ぎょうじが、あきの ふうぶつしです。
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