いろはかるたタイピング-江戸-

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「色は匂へど散りぬるを、我が世誰ぞ常ならむ、有為の奥山 今日越えて、浅き夢見し酔ゑひもせず」 江戸で浸透したいろはかるたです。 ことわざが多いので比較的他のタイピングに比べると一つ一つ長くなりがちですが。 説明などはコトバンクなどを参考に書いています。 もし「間違ってるんじゃないの?」などの指摘がありましたらコメント欄に書き込んでください。 いろはかるたタイピング- 京都-の方も遊んでくれるとありがたいです。

用語一覧(48件)

001

犬も歩けば棒に当たる

いぬもあるけばぼうにあたる

何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。 出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。

002

論より証拠

ろんよりしょうこ

あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになるということ。

003

花より団子

はなよりだんご

見た目や品位よりも実質や実利を重視することのたとえ。

004

憎まれっ子世に憚る

にくまれっこよにはばかる

人に憎まれるような者が、かえって世間では幅をきかせる。

005

骨折り損のくたびれ儲け

ほねおりぞんのくたびれもうけ

苦労のわりに成果がまったくあがらないこと。

006

屁をひって尻すぼめる

へをひってしりすぼめる

あやまちをしてから、あわてて取りつくろおうとするさま。

007

年寄りの冷や水

としよりのひやみず

老人が若者のように元気にふるまったり、年齢にふさわしくない無理をすることのたとえ。 そんなことをすると後がたいへんと心配したり、冷やかしたりするときにいう。

008

塵も積もれば山となる

ちりもつもればやまとなる

ごくわずかなものでも数多く積み重なると、動かしようのない高大なものとなるというたとえ。 また、小さな努力でもたゆまず続けていくと、いつか大きな成果が得られることのたとえ。

009

律義者の子沢山

りちぎもののこだくさん

律義者は品行が正しく、家庭が円満なので、子どもが多い。

010

盗人の昼寝

ぬすっとのひるね

盗人が夜の稼ぎに備えて昼寝をすること。 何をするにも思わくがあることのたとえ。

011

瑠璃も玻璃も照らせば光る

るりもはりもてらせばひかる

すぐれた素質や才能をもつものは、どこにいても目立つというたとえ。

012

老いては子に従え

おいてはこにしたがえ

年をとってからは、何事も子に任せて従ったほうがよいということ。

013

割れ鍋に閉じ蓋

われなべにとじぶた

破損した鍋にもそれ相応の蓋があること。 どんな人にも、それにふさわしい伴侶があることのたとえ。 また、両者が似通った者どうしであることのたとえ。

014

癩の瘡うらみ

かったいのかさうらみ

大差ないものを見てうらやむこと。 また、ぐちをこぼすことともいう。

015

葦の髄から天井を覗く

よしのずいからてんじょうをのぞく

葦の茎の管を通して天井を見て、天井全体を見たと思いこむ。 自分の狭い見識だけで広大なことについて勝手な判断をすることのたとえ。

016

旅は道連れ世は情け

たびはみちずれよはなさけ

旅では道連れのあることが心強く、同じように世を渡るには互いに情けをかけることが大切である。

017

良薬は口に苦し

りょうやくはくちににがし

よい薬は苦くて飲みにくいが、病気の治療にはすぐれたききめがある。 転じて、過ちを指摘し、いさめてくれることばは素直に聞き入れにくいが、本人のためになることのたとえ。

018

惣領の甚六

そうりょうのじんろく

長子は大事に育てられるので、その弟妹よりもおっとりしていたり、世間知らずであったりするということ。

019

月夜に釜を抜かれる

つきよにかまをぬかれる

明るい月夜に大切な釜を盗まれてしまう。 そんなことはあり得ないと思い、はなはだしく油断してしくじることのたとえ。 また、油断して被害をこうむりながら、どんな状況なのか、よくのみこめず、間の抜けた顔をするたとえ。

020

念には念を入れよ

ねんにはねんをいれよ

たいせつなことは、過ちがおきないように十分に注意したうえにもさらに注意し確認せよ。

021

泣きっ面に蜂

なきっつらにはち

泣いているときに顔を蜂に刺されて、いっそう辛い思いをする。 悪いことが重なること、不幸な上にさらに辛いことが加わることのたとえ。

022

楽あれば苦あり

らくあればくあり

人生には楽なこともあれば、苦しいこともある。 楽ばかり続くはずはなく、また苦ばかりということもない。

023

無理が通れば道理が引っ込む

むりがとおればどうりがひっこむ

道理に反する無理が幅をきかせるようになれば、道理にかなったことが行われなくなる。

024

嘘から出た実

うそからでたまこと

嘘のつもりであったものが、結果的に、はからずも真実となること。

025

芋の煮えたも御存じない

いものにえたもごぞんじない

芋が煮えたのか煮えていないのかの判断さえできない。 世間の事情にうといことのたとえ。

026

喉元過ぎれば熱さを忘れる

のどもとすぎればあつさをわすれる

苦しいことや辛いことも、過ぎてしまえば忘れることのたとえ。また、苦しい時に人から受けた恩もやがて忘れ、ありがたく思わなくなることのたとえ。

027

鬼に金棒

おににかなぼう

ただでさえ強い鬼に、強力な武器である金棒を持たせると、さらに強くなる。 もともと強い者に何かが加わって、さらに強力な者になることのたとえ。 また、すぐれた者に似つかわしいものが加わって一段と引き立つことのたとえ。

028

臭いものに蓋

くさいものにふた

悪臭を放つものが入っている容器に、臭気が外にもれないようにふたをする。 不都合なことが外部にもれないように、一時しのぎの手段や方法を講じることのたとえ。

029

安物買いの銭失い

やすものがいのぜにうしない

安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。

030

負けるが勝ち

まけるがかち

つまらない争いは避け、その場の勝ちは相手に譲るのが賢明で、最終的な勝利につながる。

031

芸は身を助ける

げいはみをたすける

身に付けた技芸があれば、いざというときに生計の支えになって助かる。 趣味などで習得した芸が、暮らしに困った時には生活を支える一助となる。

032

文は遣りたし書く手は持たず

ふみはやりたしかくてはもたず

恋文を書いて送りたいが、無筆のため自分では書けない。 また、恥ずかしくて代筆を頼むこともできない。

033

子は三界の首枷

こはさんかいのくびかせ

親にとって子どもは、いくつになっても、また、どこへ行っても首にかけた枷のように一生苦労する厄介な存在である。

034

得手に帆を揚げる

えてにほをあげる

得意とするものを発揮する好機が到来し、待ってましたとばかりに調子にのることのたとえ。

035

亭主の好きな赤烏帽子

ていしゅのすきなあかえぼし

主人が好むなら、世間から見ると異様なものであっても、家の者はその趣味に従うものである。

036

頭隠して尻隠さず

あたまかくしてしりかくさず

悪事やいたずらなどをして、当人は証拠を隠したつもりでいるが、肝心なところで抜かりがあり、すぐに露見するさまをたとえていう。

037

三遍廻って煙草にしょ

さんべんまわってたばこにしょ

休むことを急がず、念を入れて手落ちのないように気をつけよう。

038

聞いて極楽見て地獄

きいてごくらくみてじごく

話に聞くのと実際に見るのとでは非常に違っていることのたとえ。

039

油断大敵

ゆだんたいてき

油断は大敵と思っていましめよ。大丈夫だろうと気をゆるめて注意を怠ると、思いもよらない危険を招くことになる。

040

目の上の瘤

めのうえのこぶ

自分よりも立場が上にあって、いつも目障りと思っていても簡単にはどうにもならないもののたとえ。

041

身から出た錆

みからでたさび

災いが降りかかり苦しむのも、元をただせば本人の悪行や怠慢が原因となっていることのたとえ。 他の誰のせいでもなく、本人に責任があることを強調していう。

042

知らぬが仏

しらぬがほとけ

不愉快な事実を知れば腹も立ち、悩みもするが、何も知らないうちは仏のように穏やかな気持ちでいられる。 当人が自分がどんな状況に置かれているのかまったく認識していないので、平気でいるさまを皮肉に評していうことが多い。

043

縁は異なもの味なもの

えんはいなものあじなもの

男女の縁はどこでどう結ばれるかわからず、不思議でおもしろいものであるということ。 縁は異なもの。

044

貧乏暇なし

びんぼうひまなし

貧乏して生活に追われ、時間のゆとりがない。 貧乏人は食べていくだけで精一杯である。

045

門前の小僧習わぬ経を読む

もんぜんのこぞうならわぬきょうをよむ

お寺の近くに住んでいる子どもは、特に習わなくてもお経を唱えるようになる。 幼いころ身近で見聞きしていたことは、特におぼえようとしなくてもおのずから身につくことのたとえ。

046

背に腹はかえられぬ

せにはらはかえられぬ

事態が切迫すると、肝心なものを守るために、相当な犠牲をはらうのもやむをえないことのたとえ。 不本意でも、ほかに選択肢がないことを強く示唆する。

047

粋が身を食う

すいがみをくう

粋人ともてはやされたりしていると、遊興に深入りしすぎ、最後には身をほろぼすことになる。

048

京の夢大阪の夢

きょうのゆめおおさかのゆめ

京の都の夢、繁盛する大坂の夢。 夢の話をする前に唱えたことばとされるが、必ずしも意味は明確でなく、文脈によってかなり幅がある。

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