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48
作詞 : kemu 作曲 : kemu 発売 : 2013/01/07
用語一覧(76件)
名も無い時代の集落の
なもないじだいのしゅうらくの
名も無い幼い少年の
なもないおさないしょうねんの
誰も知らない
だれもしらない
おどぎばなし
おとぎばなし
産まれついた時から
うまれついたときから
忌み子
いみご
鬼の子として
おにのことして
その身に余る
そのみにあまる
罰を受けた
ばつをうけた
悲しい事は
かなしいことは
何も無いけど
なにもないけど
夕焼け小焼け
ゆうやけこやけ
手を引かれてさ
てをひかれてさ
知らない知らない
しらないしらない
僕は何にも知らない
ぼくはなにもしらない
叱られた後の優しさも
しかられたあとのやさしさも
雨上がりの手の温もりも
あめあがりのてのぬくもりも
でも
でも
本当は本当は本当は本当に
ほんとうはほんとうはほんとうはほんとうに
寒いんだ
さむいんだ
死なない死なない
しなないしなない
僕は何で死なない?
ぼくはなんでしなない?
夢のひとつも見れないくせに
ゆめのひとつもみれないくせに
誰も知らないおとぎばなしは
だれもしらないおとぎばなしは
夕焼けの中に吸い込まれて
ゆうやけのなかにすいこまれて
消えてった
きえてった
吐き出す様な暴力と
はきだすようなぼうりょくと
蔑んだ目の毎日に
さげすんだめのまいにちに
君はいつしか
きみはいつしか
そこに立ってた
そこにたってた
話しかけちゃだめなのに
はなしかけちゃだめのに
「君の名前が知りたいな」
きみのなまえがしりたいな
ごめんね
ごめんね
名前も舌もないんだ
なまえもしたもないんだ
僕の居場所は
ぼくのいばしょは
何処にも無いのに
どこにもないのに
「一緒に帰ろう」
いっしょにかえろう
手を引かれてさ
てをひかれてさ
知らない知らない
しらないしらない
僕は何にも知らない
ぼくはなにもしらない
君はもう子供じゃないことも
きみはもうこどもじゃないことも
慣れない他人の手の温もりは
なれないたにんのてのぬくもりは
ただ
ただ
本当に本当に本当に本当のことなんだ
ほんとうにほんとうにほんとうにほんとうのことなんだ
やめないやめない
やめないやめない
君は何でやめない?
きみはなんでやめない?
見つかれば殺されちゃうくせに
みつかればころされちゃうくせに
雨上がりに
あめあがりに
忌み子がふたり
いみごがふたり
夕焼けの中に吸い込まれて
ゆうやけのなかにすいこまれて
消えてった
きえてった
日が暮れて
ひがくれて
夜が明けて
よがあけて
遊び疲れて捕まって
あそびつかれてつかまって
こんな世界
こんなせかい
僕と君以外
ぼくときみいがい
皆いなくなればいいのにな
みんないなくなればいいのにな
皆いなくなればいいのにな
みんないなくなればいいのにな
知らない知らない
しらないしらない
声が聞こえてさ
こえがきかえてさ
僕と君以外の全人類
ぼくときみいがいのぜんじんるい
抗う間もなく
あらがうまもなく
手を引かれてさ
てをひかれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて
ゆうやけのなかにすいこまれて
消えてった
きえてった
知らない知らない
しらないしらない
僕は何にも知らない
ぼくはなにもしらない
今は
いまは
今は
いまは
これでいいんだと
これでいいんだと
ただ
ただ
本当に本当に本当に本当に
ほんとうにほんとうにほんとうにほんとうに
思うんだ
おもうんだ
知らない知らないあの耳鳴りは
しらないしらないあのみみなりは
夕焼けの中に吸い込まれて
ゆうやけのなかにすいこまれて
消えてった
きえてった