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「祈らず行脚」の歌詞タイピング 「行脚」って「あんぎゃ」と読むらしい 記号は打たなくて良いです 読み方を間違えてる場所があったら教えてください!
用語一覧(62件)
自戒じゃない。
じかいじゃない
衒ったところで、
てらったところで
到底、捨てられない、普遍性。
とうていすてられないふへんせい
興味ないダサい醜態、後、
きょうみないださいしゅうたいのち
てんで憚られる音、調べ。
てんではばかられるおとしらべ
右顧左眄も、結構なご愛想
うこさべんもけっこうなごあいそ
辛うじての矜持も、ちゃんと腐った。
かろうじてのきょうじもちゃんとくさった
小胆な人生のお蔭様。
しょうたんなじんせいのおかげさま
入り組んだ言葉と成り、また死に体。
いりくんだことばとなりまたしにたい
もう、次第に痛むなら、
もうしだいにいたむなら
繕う必要も、なくなるだろう。
つくろうひつようもなくなるだろう
さあ、後遺症に苛まれる前に。
さあこういしょうにさいなまれるまえに
一切の解脱を以て至高と為した?
いっさいのげだつをもってしこうとなした
未定義だった遺誡の種。
みていぎだったいかいのたね
それは、そう。
それはそう
仮初めの延命、ですらないんだと、
かりそめのえんめいですらないんだと
気付いてしまったの。
きづいてしまったの
翳す後光が、久しくなって、
かざすごこうがひさしくなって
斜陽に附した阿闍梨達。
しゃようにふしたあじゃりたち
いずれ、そんな呵責も
いずれそんなかしゃくも
無意味になるから。
むいみになるから
あなただけの涅槃を見せてよ。
あなただけのねはんをみせてよ
それが、今この時だろ!
それがいまこのときだろ
収斂する言葉の、爆ぜる瀬に、
しゅうれんすることばのはぜるせに
悲哀と、怒りで、哭く厭離穢土。
ひあいといかりでなくえんりえど
未開拓の道を、征くことこそ
みかいたくのみちをゆくことこそ
果てしない行脚の価値と、証明しよう。
はてしないあんぎゃのかちとしょうめいしよう
重ね合った現状のその先に
かさねあったげんじょうのそのさきに
己の足で、立てたのなら
おのれのあしでたてたのなら
自分本位なウタを唄ったっていい。
じぶんほんいなうたをうたったっていい
それが愛されるなら、尚更いい。
それがあいされるならなおさらいい
疾うに雁字搦めなら
とうにがんじがらめなら
嬉々として、期待の裏をかこう。
ききとしてきたいのうらをかこう
諸行無常に逆らわぬように。
しょぎょうむじょうにさからわぬように
軈て、巣立っていく?
やがてすだっていく
生まれ落ちたあの日から、
うまれおちたあのひから
随分、経っている。
ずいぶんたっている
幾つも薄れ、掠れ。
いくつもうすれかすれ
もはや、忘れている。
もはやわすれている
歩き始めた、理由とか。
あるきはじめたりゆうとか
今は、ただ、
いまはただ
夜明けを探している。
よあけをさがしている
救済を。
きゅうさいを
祈っていたって、報われないんだ。
いのっていたってむくわれないんだ
長い旅路を、進むだけ。
ながいたびじをすすむだけ
例えば、
たとえば
離れゆく運命が、あるとしても、
はなれゆくうんめいがあるとしても
振り向かないから。
ふりむかないから
褪せる記憶が、大きくなって
あせるきおくがおおきくなって
次第に、そっと溢れていく。
しだいにそっとあふれていく
ただ一つ、消え去らず心に在るのは。
ただひとつきえさらずこころにあるのは
歩みを止めない、意思表示だけ。
あゆみをとめないいしひょうじだけ
それがあれば、十分だろ
それがあればじゅうぶんだろ
もういいだろ!
もういいだろ
収斂する言葉の、爆ぜる瀬に、
しゅうれんすることばのはぜるせに
悲哀と、怒りで、哭く厭離穢土。
ひあいといかりでなくえんりえど
未開拓の道を、征くことこそ
みかいたくのみちをゆくことこそ
果てしない行脚の、価値の証明。
はてしないあんぎゃのかちのしょうめい
現生にて、音素を紡ぐ度
げんせいにておんそをつむぐたび
滾る心臓が、動いていること。
たぎるしんぞうがうごいていること
生涯に、鼓動が唸る限り
しょうがいにこどうがうなるかぎり
止め処ない狂気は、続いていくだろう。
とめどないきょうきはつづいていくだろう