祈らず行脚

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「祈らず行脚」の歌詞タイピング 「行脚」って「あんぎゃ」と読むらしい 記号は打たなくて良いです 読み方を間違えてる場所があったら教えてください!

用語一覧(62件)

001

自戒じゃない。

じかいじゃない

002

衒ったところで、

てらったところで

003

到底、捨てられない、普遍性。

とうていすてられないふへんせい

004

興味ないダサい醜態、後、

きょうみないださいしゅうたいのち

005

てんで憚られる音、調べ。

てんではばかられるおとしらべ

006

右顧左眄も、結構なご愛想

うこさべんもけっこうなごあいそ

007

辛うじての矜持も、ちゃんと腐った。

かろうじてのきょうじもちゃんとくさった

008

小胆な人生のお蔭様。

しょうたんなじんせいのおかげさま

009

入り組んだ言葉と成り、また死に体。

いりくんだことばとなりまたしにたい

010

もう、次第に痛むなら、

もうしだいにいたむなら

011

繕う必要も、なくなるだろう。

つくろうひつようもなくなるだろう

012

さあ、後遺症に苛まれる前に。

さあこういしょうにさいなまれるまえに

013

一切の解脱を以て至高と為した?

いっさいのげだつをもってしこうとなした

014

未定義だった遺誡の種。

みていぎだったいかいのたね

015

それは、そう。

それはそう

016

仮初めの延命、ですらないんだと、

かりそめのえんめいですらないんだと

017

気付いてしまったの。

きづいてしまったの

018

翳す後光が、久しくなって、

かざすごこうがひさしくなって

019

斜陽に附した阿闍梨達。

しゃようにふしたあじゃりたち

020

いずれ、そんな呵責も

いずれそんなかしゃくも

021

無意味になるから。

むいみになるから

022

あなただけの涅槃を見せてよ。

あなただけのねはんをみせてよ

023

それが、今この時だろ!

それがいまこのときだろ

024

収斂する言葉の、爆ぜる瀬に、

しゅうれんすることばのはぜるせに

025

悲哀と、怒りで、哭く厭離穢土。

ひあいといかりでなくえんりえど

026

未開拓の道を、征くことこそ

みかいたくのみちをゆくことこそ

027

果てしない行脚の価値と、証明しよう。

はてしないあんぎゃのかちとしょうめいしよう

028

重ね合った現状のその先に

かさねあったげんじょうのそのさきに

029

己の足で、立てたのなら

おのれのあしでたてたのなら

030

自分本位なウタを唄ったっていい。

じぶんほんいなうたをうたったっていい

031

それが愛されるなら、尚更いい。

それがあいされるならなおさらいい

032

疾うに雁字搦めなら

とうにがんじがらめなら

033

嬉々として、期待の裏をかこう。

ききとしてきたいのうらをかこう

034

諸行無常に逆らわぬように。

しょぎょうむじょうにさからわぬように

035

軈て、巣立っていく?

やがてすだっていく

036

生まれ落ちたあの日から、

うまれおちたあのひから

037

随分、経っている。

ずいぶんたっている

038

幾つも薄れ、掠れ。

いくつもうすれかすれ

039

もはや、忘れている。

もはやわすれている

040

歩き始めた、理由とか。

あるきはじめたりゆうとか

041

今は、ただ、

いまはただ

042

夜明けを探している。

よあけをさがしている

043

救済を。

きゅうさいを

044

祈っていたって、報われないんだ。

いのっていたってむくわれないんだ

045

長い旅路を、進むだけ。

ながいたびじをすすむだけ

046

例えば、

たとえば

047

離れゆく運命が、あるとしても、

はなれゆくうんめいがあるとしても

048

振り向かないから。

ふりむかないから

049

褪せる記憶が、大きくなって

あせるきおくがおおきくなって

050

次第に、そっと溢れていく。

しだいにそっとあふれていく

051

ただ一つ、消え去らず心に在るのは。

ただひとつきえさらずこころにあるのは

052

歩みを止めない、意思表示だけ。

あゆみをとめないいしひょうじだけ

053

それがあれば、十分だろ

それがあればじゅうぶんだろ

054

もういいだろ!

もういいだろ

055

収斂する言葉の、爆ぜる瀬に、

しゅうれんすることばのはぜるせに

056

悲哀と、怒りで、哭く厭離穢土。

ひあいといかりでなくえんりえど

057

未開拓の道を、征くことこそ

みかいたくのみちをゆくことこそ

058

果てしない行脚の、価値の証明。

はてしないあんぎゃのかちのしょうめい

059

現生にて、音素を紡ぐ度

げんせいにておんそをつむぐたび

060

滾る心臓が、動いていること。

たぎるしんぞうがうごいていること

061

生涯に、鼓動が唸る限り

しょうがいにこどうがうなるかぎり

062

止め処ない狂気は、続いていくだろう。

とめどないきょうきはつづいていくだろう

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