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今年も暑い夏の季節、僕の好きなこの曲を作りたくなりました。夏は暑いから僕もあんまり好きではないのですが、この時期の曲はものすごく大好きで、誰かが作る空や夏のイメージを学ぶと夏が少しずつ好きになっていくような気がします。アベリアは花の名前で、七夕の誕生花。花言葉は「謙虚」「謙譲」など。 人やものへの憧れと同時に、自分は憧れにたどり着けてない、という謙虚さや諦めのようなものも少し感じられますね。 アベリアに変わる何かを/IA ↓ https://www.youtube.com/watch?v=3jkp3tBY35U
用語一覧(35件)
劇を見て夏を見て
げきをみてなつをみて
月を見たっていつも観測者で
月を見たっていつも観測者で
つきをみたっていつもかんそくしゃで
そしてただ指をさし あーだこーだ言うことしか
そしてただ指をさし あーだこーだ言うことしか
そしてただゆびをさしあーだこーだいうことしか
あなたから聞いた話は
あなたから聞いた話は
あなたからきいたはなしは
大抵「君」が居なくて
大抵「君」が居なくて
たいていきみがいなくて
然るに微かに見えたあなたも
然るに微かに見えたあなたも
しかるにかすかにみえたあなたも
夏へ消えて行く
夏へ消えて行く
なつへきえていく
あの空みたいな あの花みたいなって
あの空みたいな あの花みたいなって
あのそらみたいなあのはなみたいなって
外を見ては何かを模して
外を見ては何かを模して
そとをみてはなにかをもして
夏、君を想って春、さよならしたって
夏、君を想って春、さよならしたって
なつをきみをおもってはるさよならしたって
あなたが描くであろう空を
あなたが描くであろう空を
あなたがえがくであろうそらを
まず夏に思い入れなんてない
まず夏に思い入れなんてない
まずなつにおもいいれなんてない
ただただ暑いだけだ
ただただ暑いだけだ
ただただあついだけだ
空で歌えないのに詩を歌う
空で歌えないのに詩を歌う
そらでうたえないのにうたをうたう
橋の折れた歌詞カードを机の隅っこに置いて
端の折れた歌詞カードを机の隅っこに置いて
はしのおれたかしカードをつくえのすみっこにおいて
あの人みたいに あの映画みたいにって
あの人みたいに あの映画みたいにって
あのひとみたいにあのえいがみたいにって
なれるはずないのに夢見て
なれるはずないのに夢見て
なれるはずないのにゆめみて
何度模写したって 何度読み返したって
何度模写したって 何度読み返したって
なんどもしゃしたってなんどよみかえしたって
そこに僕はいない答えはない
そこに僕はいない答えはない
そこにぼくはいないこたえはない
何故だろう 好きでもない花の名前をこんなに知っているのは
何故だろう 好きでもない花の名前をこんなに知っているのは
なぜだろうすきでもないはなのなまえをこんなにしっているのは
何故だろう 好きでもない夏の酷く憂い曲が好きなのは
何故だろう 好きでもない夏の酷く憂い曲が好きなのは
なぜだろうすきでもないなつのひどくういきょくがすきなのは
後ろに背景があって
後ろに背景があって
ういろにはいけいがあって
真ん中に誰かがいる
真ん中に誰かがいる
まんなかにだれかがいる
ただその一枚の絵が それだけが
ただその一枚の絵が それだけが
ただそのいちまいのえがそれだけが
僕をこうさせるんだ
僕をこうさせるんだ
ぼくをこうさせるんだ
心ここに在らず
心ここに在らず
こころここにあらず
心どこにも在らず
心どこにも在らず
こころどこにもあらず
こんな日はあなたの曲を
こんな日はあなたの曲を
こんなひはあなたのきょくを
こんな日だからこそ
こんな日だからこそ
こんなひだからこそ
夏歌う者は冬泣くというがきっと
夏歌う者は冬泣くというがきっと
なつうたうものはふゆなくというがきっと
僕は冬も歌うだろうさ
僕は冬も歌うだろうさ
ぼくはふゆもうたうだろうさ
梅雨、潤しても初夏、心枯れるから
梅雨、潤しても初夏、心枯れるから
つゆうるおしてもしょかこころかれるから
あるはずのない
あるはずのない
あるはずのない
アベリアに変わる何かを
アベリアに変わる何かを
アベリアにかわるなにかを
ずっと
ずっと
ずっと
~end~

