あの夏が飽和する

ランキング

公開日:
更新日:

プレイ回数

0

『死ぬのは私一人でいいよ、』 feat.鏡音リン&鏡音レン 作曲.カンザキイオリ 作詞.カンザキイオリ 記号は抜いてます

用語一覧(84件)

001

「昨日人を殺したんだ。」

きのうひとをころしたんだ

002

君はそう言っていた。

きみはそういっていた

003

梅雨時ずぶ濡れのまんま、

つゆどきずぶぬれのまんま、

004

部屋の前で泣いていた。

へやのまえでないていた

005

夏が始まったばかりというのに、

なつがはじまったばかりというのに、

006

君は酷く震えていた。

きみはひどくふるえていた

007

そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ。

そんなはなしではじまる、あのなつのひのきおくだ

008

「殺したのは隣の席のいつも虐めてくるアイツ。

ころしたのはとなりのせきのいつもいじめてくるあいつ

009

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、

もういやになって、かたをつきとばして、

010

打ち所が悪かったんだ。

うちどころがわるかったんだ

011

もうここにはいられないと思うし、どっか遠いとこで死んでくるよ。」

もうここにはいられないとおもうし、どっかとおいとこでしんでくるよ

012

そんな君に僕は言った。

そんなきみにぼくはいった

013

「それじゃ僕も連れてって。」

それじゃぼくもつれてって

014

財布を持って、ナイフを持って

さいふをもって、ないふをもって

015

携帯ゲームもカバンに詰めて、

けいたいげーむもかばんにつめて、

016

要らないものは全部、壊して行こう。

いらないものはぜんぶ、こわしていこう

017

あの写真も、あの日記も、

あのしゃしんも、あのにっきも、

018

今となっちゃもういらないさ。

いまとなっちゃもういらないさ

019

人殺しとダメ人間の君と僕の、旅だ_

ひとごろしとだめにんげんのきみとぼくの、たびだ

020

そして僕らは逃げ出した。

そしてぼくらはにげだした

021

この狭い狭いこの世界から。

このせまいせまいこのせかいから

022

家族も、クラスの奴らも、何もかも

かぞくも、くらすのやつらもなにもかも

023

全部捨てて君と二人で。

ぜんぶすててきみとふたりで

024

遠い、遠い、誰もいない場所で二人で死のうよ。

とおい、とおい、だれもいないばしょでふたりでしのうよ

025

もうこの世界に価値などないよ、

もうこのせかいにかちなどないよ、

026

人殺しなんてそこら中沸いてるじゃんか。

ひとごろしなんてそこらじゅうわいてるじゃんか

027

君は何も悪くないよ、

きみはなにもわるくないよ、

028

君は何も悪くないよ。

きみはなにもわるくないよ

029

結局僕ら誰にも

けっきょくぼくらだれにも

030

愛されたことなどなかったんだ。

あいされたことなどなかったんだ

031

そんな嫌な共通点で、

そんないやなきょうつうてんで、

032

僕らは簡単に信じあってきた。

ぼくらはかんたんにしんじあってきた

033

君の手を握ったとき、

きみのてをにぎったとき、

034

微かな震えも既に無くなっていて、

かすかなふるえもすでになくなっていて、

035

誰にも縛られないで、

だれにもしばられないで、

036

二人線路の上を歩いた。

ふたりせんろのうえをあるいた

037

金を盗んで、二人で逃げて、

かねをぬすんで、ふたりでにげて、

038

どこにでも行ける気がしたんだ。

どこにでもいけるきがしたんだ

039

今更怖いものは、僕らにはなかったんだ。

いまさらこわいものは、ぼくらにはなかったんだ

040

額の汗も、落ちた眼鏡も、

ひたいのあせも、おちためがねも、

041

「今となっちゃどうでもいいさ。

いまとなっちゃどうでもいいさ

042

あぶれ者の小さな逃避行の旅だ_。」

あぶれもののちいさなとうひこうのたびだ

043

いつか夢見た優しくて、

いつかゆめみたやさしくて、

044

誰にも好かれる主人公なら

だれにもすかれるしゅじんこうなら

045

汚くなった僕たちも

きたなくなったぼくたちも

046

見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?

みすてずにちゃんとすくってくれるのかな

047

「そんな夢ならもう、捨てたよ。

そんなゆめならもう、すてたよ

048

だって現実を見ろよ。

だってげんじつをみろよ

049

”シアワセ”の四文字などなかった、

しあわせのよんもじなどなかった、

050

これまでの人生で思い知ったじゃないか。

これまでのじんせいでおもいしったじゃないか

051

自分は何も悪くねぇと、誰もがきっと思ってる_。」

じぶんはなにもわるくねぇと、だれもがきっとおもってる

052

あてもなくさまよう蝉の群れに、

あてもなくさまようせみのむれに、

053

水もなくなり揺れだす視界に、

みずもなくなりゆれだすしかいに、

054

迫り狂う鬼たちの怒号に、

せまりくるうおにたちのどごうに、

055

馬鹿みたいにはしゃぎ合い

ばかみたいにはしゃぎあい

056

ふと君はナイフを取った。

ふときみはないふをとった

057

「君が今まで傍にいたから、ここまで来れたんだ。

きみがいままで、そばにいたから、ここまでこれたんだ

058

だから、もういいよ、

だから、もういいよ、

059

もういいよ。

もういいよ

060

死ぬのは私一人でいいよ_!

しぬのはわたしひとりでいいよ

061

そして君は首を切った。

そしてきみはくびをきった

062

まるで何かの映画のワンシーンだ。

まるでなにかのえいがのわんしーんだ

063

白昼夢を見ている気がした。

はくちゅうむをみているきがした

064

気づけば僕は捕まって。

きづけばぼくはつかまって

065

君がどこにもいなくって、

きみがどこにもいなくって、

066

君だけがどこにもいなくって_

きみだけがどこにもいなくって

067

そして時は過ぎていった。

そしてときはすぎていった

068

ただ暑い日が過ぎていった。

ただあついひがすぎていった

069

家族もクラスの奴らもいるのに、

かぞくもくらすのやつらもいるのに、

070

なぜか君だけがどこにもいない。

なぜかきみだけがどこにもいない

071

あの夏の日を思いだす。

あのなつのひをおもいだす

072

僕は今も今でも歌っている。

ぼくはいまもいまでもうたっている

073

君をずっと探しているんだ。

きみをずっとさがしているんだ

074

君に言いたいことがあるんだ。

きみにいいたいことがあるんだ

075

九月の終わりにくしゃみして、

くがつのおわりにくしゃみして、

076

六月の匂いを繰り返す。

ろくがつのにおいをくりかえす

077

君の笑顔は、君の無邪気さは、

きみのえがおは、きみのむじゃきさは、

078

頭の中を飽和している。

あたまのなかをほうわしている

079

誰も何も悪くないよ、

だれもなにもわるくないよ、

080

君は何も悪くないから、

きみはなにもわるくないから、

081

もういいよ、

もういいよ、

082

投げ出してしまおう。

なげだしてしまおう

083

そう言ってほしかったのだろう

そういってほしかったのだろう

084

なぁ、?

なぁ、

タイピングのランキング

ランキングがまだありません。プレイしてランクインしよう!

コメント

※誹謗中傷、不適切なコメントはお控え下さい。
※コメントするには、ログインが必要です。
コメントはありません