賜物 / RADWIMPS (朝ドラ「あんぱん」の主題歌）

涙に用なんてないっていうのに

なみだにようなんてないっていうのに

やたらと縁がある人生

やたらとえんがあるじんせい

かさばっていく 過去と 視界ゼロの未来

かさばっていくかことしかいぜろのみらい

狭間で揺られ立ち眩んでいるけど

はざまでゆられたちくらんでいるけど

「産まれた意味」書き記された手紙を僕ら破いて

うまれたいみかきしるされたてがみをぼくらやぶいて

朝ドラの時だとだいたいここカットされてる。月曜日は流れてるっけ？

この世界の扉開けてきたんだ

このせかいのとびらあけてきたんだ

生まれながらに反逆の旅人

うまれながらにはんぎゃくのたびびと

人生訓と経験談と占星術と統計学による

じんせいくんとけいけんだんとせんせいじゅつまたはとうけいがくによる

教則その他、参考文献

きょうそくそのたさんこうぶんけん

溢れ返るこの人間社会で

あふれかえるこのにんげんしゃかいで

道理も通る隙間もないような日々だが

どうりもとおるすきまもないようなひびだが

今日を超絶G難度人生を

きょうもちょうぜつじーなんどじんせいを

生きていこう　いざ

いきていこういざ

いつか来たる命の終わりへと

いつかきたるいのちのおわりへと

近づいてくはずの明日が

ちかづいてくはずのあしたが

かがやいてさえみえるこの

かがやいてさえみえるこの

摩訶不思議で愛しき魔法の鍵を

まかふしぎでいとしきまほうのかぎを

君が握ってて

きみがにぎってて

なぜにどうして

なぜにどうして

馬鹿げてるとか思ったりもするけど

ばかげてるとかおもったりもするけど

君に託した神様とやらの采配万歳

きみにたくしたかみさまとやらのさいはいばんざ

この風に乗っかってどこへ行く

このかぜにのっかってどこへゆく

2番

生まれたての今日が僕を呼ぶ

うまれたてのきょうがぼくをよぶ

「間違いなんかない」って誰かが言う

まちがいなんかないってだれかがいう

「そりゃそうだよな」とか「ないわけない」とか堂々巡れば

そりゃそうだよなとかないわけないとかどうどうめぐれば

悲しいことが悔しいことが

かなしいことがくやしいことが

この先にも待っていること

このさきにもまっていること

知ってるけどそれでも君と生きる明日を選ぶよ

しっているけれどそれでもきみといきるあしたをえらぶよ

まっさらな朝に「おはよう」

まっさらなあさにおはよう

感情線と運命線と恋愛線たちが対角線で

かんじょうせんとうんめいせんとれんあいせんたちがたいかくせんで

交錯して弾け飛び火花散り

こうさくしてはじけとびはなびちり

燃え上がるその炎を燃料に

もえあがるそのほのおをねんりょうに

一か八かよりも確かなものは何かなんて言ってる場合なんか

いちかばちかよりもたしかなものはなにかなんていっているばあいなんか

じゃないじゃんか　いざ

じゃないじゃんかいざ

どんな運命でさえも二度見してゆく

どんなうんめいでさえもにどみしてゆく

美しき僕達の無様

うつくしきぼくのぶざま

絶望でさえ追いつけない

ぜつぼうでさえおいつけない

速さで走る君と２人ならば

はやさではしるきみとふたりなら

「できないことなどなにがあるだろう？」

できないことなどなにがあるだろう

返事はできないらしい

へんじはできないらしい

なら何を躊躇う

ならなにをためらう

正しさなんかにできはしないことこの心は知っているんだ

ただしさなんかにできはしないことこのこころはしっているんだ

There's no time to surrender

ぜあずのーたいむとぅされんだー

時が来ればお返しする命

ときがくればおかえしするいのち

この借り物を我が物顔で僕ら

このかりものをわがものがおでぼくら

愛でてみたり諦めてみだりに思いで無造作に

めでてみたりあきらめだりにおもいでむぞうさに

詰め込んだり逃げ込んだり

つめこんだりにげこんだり

せっかくだから唯一で無二の詰め合わせにして返すとしよう

せっかくだからゆいいつでむにのつめあわせにしてかえすとしよう

あわよくばもう「いらない、あげる」なんて呆れて笑えるくらいの

あわよくばもういらないあげるなんてあきれてわらえるくらいの

命と生きよう　君と生きよう

いのちをいきようきみといきよう